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[海外ニュース]2015.11.4

「戦うならM級リミットで」

 ミドル級のWBAスーパー王座、WBC暫定王座、IBF王座を保持するゲンナディ・ゴロフキン(33=カザフスタン/米)は、来年にも実現が期待されるWBCレギュラー王者との頂上決戦について、「戦うなら160ポンド(約72.5キロ)のミドル級リミットで」と、ライバルを牽制した。
ゲンナディ・ゴロフキン
 ゴロフキンは1日から中国の昆明で開催されているWBC総会に出席しているが、その際にメディアの取材に応じた。ゴロフキンは、11月21日に米国ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで行われるWBCタイトルマッチ、ミゲール・コット(プエルトリコ)対サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)の勝者との対戦が来年4月か5月に期待されている。しかし、今回の試合が155ポンド(約70.3キロ)の契約体重で行われることでも分かるようにコットとアルバレスはミドル級ではサイズ不足という課題を抱えている。 コットはゴロフキン戦に関して後ろ向きで、アルバレスは「155ポンドでなら対戦可」と意思表示している。これを受け以前から契約体重はNGと話しているゴロフキンは「115ポンドでは戦わない。私がいるミドル級は160ポンドがリミットだ。156ポンドとか158ポンドとかの取引には応じない。154ポンド(約69.8キロ=スーパーウェルター級)まで落とすのはフロイド・メイウェザー(米)と戦うときだけ」と、あらためてライバル側の提案を却下した。WBCはコット対アルバレスの勝者にゴロフキンとの団体内統一戦を義務づけており、11月21日の試合後15日以内に対戦可否の意思表示をするよう伝えている。対戦拒否の場合は王座を剥奪し、暫定王者のゴロフキンを正王者に昇格させるとしている。

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