サンダースが前哨戦で快勝

　08年北京五輪に出場した実績を持つサウスポーのサンダースは3回に2度のダウンを奪い、続く4回にもダウンを追加してこの日の仕事を終えた。打倒リーに弾みをつけたサンダースは22戦全勝(12KO)、敗れたブロイエルは47戦17勝(3KO)28敗2分。
　この日、本来ならばフェドル・チュディノフ(露)の持つWBA世界スーパーミドル級王座に挑戦する予定が王者の負傷で流れたフランク・ブグリオニ(英)もリングに上がり、フェルナンド・カスタネダ(メキシコ)に5回TKO勝ちを収めた。9月26日にチュディノフに挑戦する予定のブグリオニは19戦17勝(13KO)1敗1分。前日の計量で契約体重を7ポンド(約3.1キロ)もオーバーしたカスタネダは33戦23勝(14KO)10敗。また、元ヘビー級世界ランカーのディレック・チゾラ(ジンバブウェ/英)は、わずか29秒でベクァ・ロブジャニッジ(ジョージア)にKO勝ちを収めた。昨年11月、タイソン・フューリー(英)に10回終了TKO負けを喫したチゾラは再起を飾り、戦績を26戦21勝(14KO)5敗に伸ばした。ロブジャニッジは17戦13勝(11KO)4敗。