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ウェルター級とスーパーウェルター級のWBA&WBC王者フロイド・メイウェザー(38=米)の次戦は9月12日、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われることが内定しているが、試合まで2ヵ月を切った時点でも対戦相手が決定していない。そんな状況下、ここにきて候補として俄然浮上してきたのがWBA世界ウェルター級暫定王者のアンドレ・ベルト(31=米)だ。
アンドレ・ベルト
メイウェザーは5月2日のマニー・パッキャオ(比)戦後、「次は9月12日、相手はアンドレ・ベルトかイマム・メイフィールド(米)」とコメントしたが、誰も信じてはいなかった。アミール・カーン(英)が本命視され、ミゲール・コット(プエルトリコ)やサウル・アルバレス(メキシコ)、ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)といったビッグネームも候補として挙げられていた時期のことだ。すでに底をみせた感のあるベルトと元世界ランカーのメイフィールドでは、メイウェザーと釣り合わないとみられたのである。ところが、試合まで2ヵ月を切った時点でも正式発表がなく、カーンの陣営からも話が漏れてきてはいない。加えて課金システムのショータイムのペイ・パー・ビュー(PPV)ではなく、親会社のCBSでの地上波放送が有力と伝えられるに至り、「本当にベルトなのかも」というムードになってきた。こちらも発表はないものの、ベルトは「メイウェザーの次戦の有力候補に挙がって光栄だ。実現するならば、すごい試合になるだろう」とコメントしている。
ベルトは08年から11年までWBC王座を保持していたが、ビクター・オルティス(米)に敗れて陥落。4ヵ月半後にはIBFで返り咲きを果たしたが、その後はロバート・ゲレロ(米)、ヘスス・ソト・カラス(メキシコ)に連敗して株を下げた。再起戦を挟んで今年3月にWBAの暫定王座を獲得している。戦績は33戦30勝(23KO)3敗。