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WBA世界ライト級王者ダルレイ・ペレス(31=コロンビア)は18日(日本時間19日)、英国マンチェスターで3度目の防衛戦に臨む。挑戦者は紆余曲折を経て大舞台に辿り着いたアンソニー・クロラ(28=英)。一度は世界挑戦の機会を棒に振ったクロラは、悲願を達成することができるのか。
クロラは今年1月に当時のWBA王者リチャード・アブリル(キューバ/米)に挑戦することが決まっていたが、その1ヵ月前、隣家に入った強盗と格闘して頭部や足に大ケガを負ったため大舞台に上がるチャンスを逃してしまった。一時は選手生命も危ぶまれたが、脳に異常がないことから再起を決断。英国のコミッションも「OK」を出したため、復帰戦を挟むことなく今回の挑戦が準備された。奇跡の戴冠を狙うクロラは「勝つために最高のパフォーマンスを披露する。満足できるトレーニング・キャンプを送ることができたので、肉体的にも精神的にも最高の状態だ」と話している。その一方、王者に対して警戒の色もみせており「アブリルとペレスはスタイルが異なる。スタイルが試合をつくるというからね。私にとってペレスは相性がいいと思う。彼はカウンターも打てる優れた選手なので、早めにスイッチを入れないといけないが、作戦は立ててある」と加えている。戦績はペレスが33戦32勝(20KO)1敗、クロラは35戦29勝(11KO)4敗2分。オッズは7対4でペレス有利と出ている。