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WBA、IBF、WBO3団体統一世界ヘビー級王者ウラジミール・クリチコ(39=ウクライナ)の19度目の防衛戦が10月24日、ドイツのデュッセルドルフで行われることになった。相手はWBO1位のタイソン・フューリー(26=英)。試合は興行権入札に持ち込まれる寸前だったが、直前で両陣営が合意したため入札は回避された。
ウラジミール・クリチコ
この試合はWBOの指名試合で、両陣営は4月から交渉を続けてきた。しかし、ドイツを拠点にするクリチコと英国をホームにしているフューリー陣営は開催地に関して譲歩せず、交渉はまとまらなかった。そのため6日に興行権入札が行われることになった。ところが、両陣営はロシアや他の英国プロモーターが入札に参加、落札という事態を避けるため条件合意に達した模様だ。身長198センチ、リーチ206センチ、体重110キロ前後のクリチコは67戦64勝(53KO)3敗。これが19度目の防衛戦となる。フューリーは身長206センチ、リーチ216センチ、体重118キロ超の巨人で、戦績は24戦全勝(18KO)。過去に米国、カナダ、アイルランドで試合をしたことはあるが、ドイツのリングに上がるのは初めてとなる。