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WBCが対戦を強制しているヘビー級の同団体王者デオンタイ・ワイルダー(29=米)対元WBA王者アレクサンデル・ポベトキン(35=露)の対戦について、両者の力量を知るジェイソン・ギャバーン(38=米)が「戦えばポベトキンが勝つだろう」と興味深いコメントを残している。
デオンタイ・ワイルダー
ギャバーンは50戦26勝(11KO)20敗4分のレコードを残しているベテランで、数々の世界的強豪と手合わせした経験を持つ。ワイルダーとは昨年8月に対戦し、2度のダウンを奪われて4回終了TKO負けを喫している。また、ポベトキンとは公式戦では戦っていないが、スパーリングで拳を交えている。そのギャバーンは、6月にエリック・モリナ(米)を9回TKOで退け初防衛を果たしたワイルダーと、5月の挑戦者決定戦でマイク・ペレス(キューバ/アイルランド)をチェック。そのうえで「ポベトキンの方が総体的に優れている。ワイルダーは多くのトラブルに陥るだろう。戦えばポベトキンが勝つと思う」と話している。なお、WBCは両陣営に10月にも対戦するよう勧告しているが、ワイルダー側は9月に別の相手とV2戦を希望しており、まだ対戦の具体的な日程は出ていない。ワイルダーは34戦全勝(33KO)、このところ世界ランカー相手に3連続KO勝ちのポベトキンは30戦29勝(21KO)1敗。