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WBOは世界ウェルター級王者フロイド・メイウェザー(38=米)から、WBAとWBCのスーパーウェルター級王座の返上に関する応答が期限とした7月3日までになかったことを明かした。これによりメイウェザーのWBOウェルター級王座は剥奪されることが確実となった。
フロイド・メイウェザー
ウェルター級のWBA、WBC王座とスーパーウェルター級のWBA、WBC王座の保持者だったメイウェザーは5月2日、マニー・パッキャオ(比)に勝ってWBOのウェルター級王座も獲得。2階級にわたって5個のベルトの持ち主になった。その後、WBOは「五つの王座をすべて返上するつもり」という試合後のメイウェザーの言質をもとに、空位になることを前提にティモシー・ブラッドリー(米)対ジェシー・バルガス(米)のウェルター級王座決定戦を認可。ところが、メイウェザーが前言を翻したためブラッドリー対バルガスは暫定王座の決定戦に変更された。こうした一方、WBOは2階級の王座を同時に保持することを禁じ、メイウェザーに7月3日までにスーパーウェルター級の2王座を返上するよう迫っていた。しかし、期限までに返答がなかったことから王座剥奪は確実の状況で、バルガスに辛勝して暫定王座を獲得したブラッドリーが正王者に昇格するものとみられている。WBOは6日に選手権委員会を開き、その場で正式に決定される運びだ。