アブラハム「5度目はない」

　WBO世界スーパーミドル級王者アルツール・アブラハム(35=アルメニア/独)は7月18日、ドイツのハレで前王者ロバート・スティーグリッツ(34=露/独)を相手に4度目の防衛戦に臨む。過去2勝1敗のライバルとの第4戦を前にアブラハムは「彼との戦いは今回が最後。私は負けない」と自信をのぞかせている。

　アブラハムとスティーグリッツはWBO世界スーパーミドル級王座をかけて3度対戦している。12年8月の初対戦はアブラハムが判定勝ちで王座を奪い、13年3月の再戦ではスティーグリッツが4回負傷TKO勝ちでベルトを奪回。14年3月のラバーマッチは再びアブラハムが判定で制し、返り咲きを果たした。実力伯仲のライバルとの第4戦を前に「すでに私は2度、勝っている。この4戦目が最後の戦いだと断言する。彼は手数こそ多いもののパンチ力はない。KOかどうかは分からないが、勝利者が私であることは間違いない」と意気込みを口にしている。さらに自身の今後についても言及。「少なくとも2年は王座に君臨し、それから引退するつもりだ」と近未来のプランを明かしている。戦績はアブラハムが46戦42勝(28KO)4敗、スティーグリッツは52戦47勝(27KO)4敗1分。オッズは5対4でアブラハム有利と出ている。