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WBA世界スーパーミドル級7位のビンセント・フェイゲンブッツ(19=独)と、8位のマウリシオ・レイノソ(38=ペルー)が7月18日、ドイツのハレで同団体のスーパーミドル級暫定王座決定戦を行うことになった。
7位と8位で暫定王座決定戦と聞けば違和感は少ないかもしれないが、20戦19勝(18KO)1敗のWBOインターコンチネンタル王者フェイゲンブッツはともかく、レイノソは今年3月に2年3ヵ月ぶりに4回判定勝ちで戦線復帰を果たしたロートルなのである。その前の試合は12年12月のことで、このときは地域王座戦で判定負けを喫している。通算戦績は17戦15勝(11KO)1敗1分と立派だが、世界的な実績はゼロに等しい。もちろん4月まではWBAランキングには名前がなかったが、今回の試合が浮上した5月に突如8位にランクインした経緯がある。暫定王座の決定戦とはいえ、あまりに不可解なカードといえる。なお、この日のメインではアルツール・アブラハム(アルメニア/独)対ロバート・スティーグリッツ(露/独)のWBO世界スーパーミドル級タイトルマッチが組まれている。