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WBA世界ウェルター級暫定王座決定戦、6位のアンドレ・ベルト(31=米)対7位のホセシート・ロペス(30=米)の12回戦は13日(日本時間14日)、米国カリフォルニア州インディオで行われた。
ベルトが勝利の雄叫び
○アンドレ・ベルト(米)
6回1分3秒TKO
●ホセシート・ロペス(米)
6回1分3秒TKO
●ホセシート・ロペス(米)
キース・サーマン(米)が正王者に昇格したことにともなう暫定王座の決定戦だが、元WBC、IBF王者ベルトは11年以降の5戦で2勝3敗、ロペスも直近の7戦は4勝3敗と振るわない。近年の実績に乏しく、かつ昨年9月を最後に試合から遠ざかっている両者だが、1月になって突然ランキングに復帰してきた。作為的なものを感じたファンや関係者は少なくないはずだ。試合はロペスが先行するかたちで始まったが、パワーで勝るベルトが6回に2度のダウンを奪ってレフェリー・ストップ勝ち、3度目の戴冠を果たした。ベルトは33戦30勝(23KO)3敗、ロペスは41戦33勝(19KO)7敗1無効試合。
アンダーカードでは前世界王者ふたりが再起戦に臨んだ。昨年8月にケル・ブルック(英)にIBF世界ウェルター級王座を明け渡したショーン・ポーター(米)はエリック・ブーン(米)に5回KO勝ち。2度のダウンを奪って存在感を示したポーターは27戦25勝(15KO)1敗1分。前日になって体調不良のロベルト・ガルシア(メキシコ)に代わってリングに上がることになったブーンは18戦16勝(8KO)2敗。また、昨年9月にミッキー・ベイ(米)に首を傾げるような判定負けでIBF世界ライト級王座を失ったミゲール・バスケス(メキシコ)は、ジェリー・ベルモンテス(米)に10回判定勝ちを収めた。99対91(二者)、98対92の大差をつけて再起を飾ったバスケスは39戦35勝(13KO)4敗。オマール・フィゲロア(米)の持つWBC世界ライト級王座に挑戦した試合を含め直近の8戦で2勝6敗となったベルモンテスは25戦19勝(5KO)6敗。さらに昨年5月、WBC世界ヘビー級王座決定戦でバーメイン・スティバーン(ハイチ/カナダ/米)に敗れたクリス・アレオーラ(米)も再起戦に臨み、カーチス・ハーパー(米)に8回判定勝ちを収めた。アレオーラは初回にダウンを奪ったが仕留め切れず、終わってみれば76対75、78対73、77対74と接戦だった。アレオーラは40戦36勝(31KO)4敗。10回戦の経験のないハーパーは16戦12勝(8KO)4敗。