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カール・フロッチ(37=英)が返上して空位になったIBF世界スーパーミドル級王座決定戦、1位ジェームス・デゲール(29=英)対2位アンドレ・ディレル(31=米)の興行権入札が10日、米国ニュージャージー州スプリングフィールドのIBF本部で行われた。
ジェームス•デゲール
入札にはデゲール側のマッチルーム・スポーツ(MS)とディレル側のウォリアーズ・ボクシング・プロモーションズ(WBP)の2社が参加。両選手の合計報酬を提示するかたちで入札が行われ、WBPが落札した。提示額はWBPが310万ドル(約3億7820万円)、MSが210万5000ドル(約2億5680万円)だった。報酬分配は半々となるため、それぞれ1億9000万円近くを手にすることになる。当初、この両者はデゲール側が仕切るかたちで4月25日に英国開催が計画されたが、以前に英国でフロッチに僅差の判定負けを喫しているディレル側が難色を示して興行権入札に持ち込まれた経緯がある。WBPは今月25日までに契約をまとめ、原則として90日以内に試合を開催しなければならない。08年北京五輪ミドル級金メダリストのデゲールは21戦20勝(14KO)1敗。WBC王者アンソニーの兄ディレルは25戦24勝(16KO)1敗。サウスポー同士の対決となる。