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WBA、IBF、WBO3団体統一世界ヘビー級王者ウラジミール・クリチコ(38=ウクライナ)の次戦が来年4月25日、米国ニューヨークで行われることになりそうだ。
ウラジミール・クリチコ
クリチコは11月にIBF1位の指名挑戦者クブラト・プーレフ(ブルガリア)から4度のダウンを奪って5回KO勝ち、IBF王座17度目、WBO王座13度目、WBA王座7度目の防衛に成功した。次戦についてK2プロモーションズの重役バーンド・ボンテ氏は「次はニューヨークのバークレイズ・センターが最有力」と話している。相手は決定には至っていないが、ブライアント・ジェニングス(米)が内定している。ジェニングスは19戦全勝(10KO)の技巧派で、来年1月17日に行われるWBCタイトルマッチの勝者に対する最優先挑戦権を持っているが、それを蹴ってクリチコへの挑戦を狙う。ここ数年、クリチコはドイツやロシア、スイスなどで防衛戦を挙行しており、米国での試合となると08年2月のスルタン・イブラギモフ(露)戦以来、実に7年ぶりとなる。なお、クリチコと女優のハイデン・パネティエール夫人との間には12月9日、第一子となる女児が誕生、「カヤ」と名付けられたという。