LH級統一戦はモントリオール

　ライトヘビー級のWBA、IBF、WBO3団体統一世界王者セルゲイ・コバレフ(31=露/米)対元WBC王者ジャン・パスカル(32=ハイチ/カナダ)のタイトルマッチ12回戦が来年3月14日、カナダのモントリオール、ベル・センターで行われることが正式決定した。

　コバレフは11月8日にバーナード・ホプキンス(米)からWBAスーパー王座とIBF王座を奪い、WBOと合わせて3団体の王者になった。パスカルは今月6日の前哨戦でレフェリーのブレーク後のパンチで相手を倒したため無効試合という後味の悪い結果に終わったが、コバレフへの挑戦に支障をきたすことはなかった。懸念されたIBFの指名戦も、最優先権を持つナジブ・モハメーディ(仏)が新トレーナーとのコンビのもとで試運転が必要ということで挑戦を見送り、コバレフ対パスカルの前座に出場することで交渉が成立した。 来週前半に発表会見が予定されている。試合はHBOテレビの「ワールド・チャンピオンシップ・ボクシング」の枠でカナダと米国に生中継されることになっている。「クラッシャー」(破壊者)の異名を持つコバレフは27戦26勝(23KO)1分、パスカルは33戦29勝(17KO)2敗1分1無効試合。