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ウェルター級とスーパーウェルター級のWBA、WBC王者フロイド・メイウェザー(37=米)が、注目される6階級制覇王者マニー・パッキャオ(36=比)との対戦について「いまはパッキャオ戦に照準を合わせている。ぜひ戦いたい」と前向きなコメントを発している。
フロイド•メイウェザー
メイウェザーは米国ネバダ州ラスベガスのミラージュ・ホテルで開催中のWBC総会に出席。その際にコメントを求められたために返答したもの。13日に元世界2階級制覇王者デボン・アレクサンダー(米)に快勝したアミール・カーン(英)もメイウェザーとの対戦を熱望しているが、「カーンはもっと知名度を上げる必要がある。まだまだボクシング界だけでしか知られていない」と一蹴。そして「いま、私の焦点はパッキャオに絞られている。彼との戦いを望んでいる」と興味深いコメントを発した。ただし、パッキャオが禁止薬物のテストに応じること、報酬4000万ドル(約46億4000万円)、ボブ・アラム・プロモーターとのこと(訣別すること)などを試合実現の条件として挙げている。
両者の戦いは来年5月か6月開催の線で交渉が詰めに入っているとも伝えられる。すでにオッズも出ており、3対1でメイウェザー有利となっている。ちなみにメイウェザー対カーンは11対4でメイウェザー有利と出ている。来年2月で38歳になるメイウェザーは47戦全勝(26KO)、きょう17日に36歳の誕生日を迎えたパッキャオは64戦57勝(38KO)5敗2分。この5年間で7戦全勝(1KO)のメイウェザーと、この5年間で9戦7判定勝ち2敗のパッキャオ。両者の対決賞味期限はぎりぎり来年いっぱいといわれている。