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今年4月、プロ6戦目の井上尚弥(21=大橋)に6回TKO負けを喫しWBC世界ライトフライ級王座を失ったアドリアン・エルナンデス(28=メキシコ)が22日(日本時間23日)、メキシコのトルーカで元世界ランカーのアルマンド・トーレス(33=メキシコ)に2回TKO勝ちを収め再起を飾った。
アドリアン・エルナンデス
井上戦では持ち味を発揮できずに完敗を喫したエルナンデスだが、地力は十分にある。無冠になって7ヵ月半で迎えた再起戦では世界挑戦の経験もあるトーレスを退け、戦績を34戦30勝(19KO)3敗1分に伸ばした。かつて日本で「大関一郎」として戦っていたこともあるトーレスは34戦21勝(15KO)13敗。この日はWBC世界スーパーバンタム級2位のウーゴ・ルイス(メキシコ)も登場、カルロス・メデジン(メキシコ)から3度のダウンを奪って1回TKO勝ちを収めている。ルイスは2年前に亀田興毅に敗れてWBA世界バンタム級暫定王座を失ってから4連勝(3KO)となった。通算戦績は37戦35勝(31KO)2敗。メデジンは44戦23勝(16KO)18敗2敗1無効試合。また、バンタム級でWBC4位、IBF5位、WBO8位にランクされるフリオ・セハ(メキシコ)も出場し、ライオネル・マーク・デュラン(比)に5回KO勝ちを収めた。WBCのシルバー王座2度目の防衛に成功したセハは29戦28勝(26KO)1敗。昨年5月、敵地でジェイミー・マクドネル(英)に惜敗してから4連続KO勝ちとなった。デュランは26戦13勝(5KO)11敗2分。