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23日、中国特別行政区マカオでWBO世界ウェルター級王者のマニー・パッキャオ(35=比)がクリス・アルジェリ(30=米)から6度のダウンを奪って判定で圧勝したことを受け、ボブ・アラム・プロモーターがフロイド・メイウェザー(米)との大一番について「来年の上半期にやろう」と相手陣営に呼びかけた。
マニー・パッキャオ
KOこそ逃したもののパッキャオは体格で勝るアウトボクサーのアルジェリを6度も倒し、最大18点差をつける大勝を収めた。試合後、リング上でマイクを向けられたパッキャオはメイウェザー戦に関して「イエス、イエス、ぜひやりたい。実現させたい」とライバルとの対決に前向きな姿勢をみせた。これを後押しするように、アラム・プロモーターも「やるのかやらないのか? やるとしたらいつなのか? と、この件に関しては聞かれ続けて疲れたよ。もう本当にやろうよ。来年の上半期に」とメイウェザー陣営にあらためて対戦を呼びかけた。今年、メイウェザーはマルコス・マイダナ(亜)と2試合、パッキャオもティモシー・ブラッドリー(米)との再戦とアルジェリ戦をこなしたが、ともにバランスのとれた対戦相手が不足してきていることは事実だ。課金システムのペイ・パー・ビューの契約件数も以前のような数字が望めなくなっている現状がある。利害は一致している現在がスーパーファイト実現の最後のチャンスともいえる。関係者の英断が待たれる。