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WBA、IBF、WBO3団体統一世界ヘビー級王者ウラジミール・クリチコ(38=ウクライナ)が、残るWBC王座獲得にも意欲をみせている。
ウラジミール・クリチコ
クリチコは15日にIBF1位のクブラト・プーレフ(ブルガリア)から計4度のダウンを奪って5回KO勝ち、17度目の防衛を果たしたばかり。次戦は来年3月にブライアント・ジェニングス(米)か、今月29日に英国で行われるタイソン・フューリー(英)対ディレック・チゾラ(ジンバブウェ/英)の勝者との対戦が有力視されている。そんななか、1月17日にはバーメーン・スティバーン(ハイチ/カナダ/米)対デオンタイ・ワイルダー(米)のWBCタイトルマッチが米国内で行われる計画が進行中と伝えられる。このWBC王座は1年前までは兄のビタリ・クリチコが持っていたものだけにクリチコも強い関心を寄せており、「ファミリーのもとに取り戻したい」と意欲をみせている。これを後押しするようにWBCのマウリシオ・スライマン会長も「クリチコはボクシングの象徴的な存在。統一戦に関しては協力したい」と話している。来年、クリチコを軸にヘビー級トップ戦線は大きく動きそうな気配だ。