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WBA世界ヘビー級暫定王座決定戦、ルイス・オルティス(35=キューバ/米)対ラティフ・カヨーデ(31=ナイジェリア/米)の12回戦は11日(日本時間12日)、米国ネバダ州ラスベガスのハードロックホテル&カジノで行われた。アンダーカードではヘスス・クェジャル(27=亜)対ファン・マヌエル・ロペス(31=プエルトリコ)のWBA世界フェザー級暫定タイトルマッチも行われた。
初回で決着!
○ルイス・オルティス(キューバ/米)
1回2分55秒TKO
×ラティフ・カヨーデ(ナイジェリア/米)
1回2分55秒TKO
×ラティフ・カヨーデ(ナイジェリア/米)
暫定王者はオルティスに
新暫定王者が決まるまで3分とかからなかった。サウスポーのオルティスは左で先制のダウンを奪って早々に主導権を掌握。ラウンド終盤には左右の連打を15発ほど打ち込んでカヨーデを守勢に追いやった。ここでロバート・バード・レフェリーが両者間に割って入り試合終了を告げた。175秒で快勝、暫定王座を獲得したオルティスは23戦22勝(19KO)1無効試合。これでWBAのヘビー級はスーパー王者のウラジミール・クリチコ(ウクライナ)、レギュラー王者ルスラン・チャガエフ(ウズベキスタン/独)に加え暫定王者オルティスと3人の世界王者を擁することになった。「最初のダウンはスリップ。ストップも早すぎた」とレフェリーの判断に不満を露わにしたカヨーデは22戦20勝(16KO)1敗1無効試合。
アンダーカードではWBA世界フェザー級暫定王者クェジャルがロペスを相手に防衛戦に臨み、2回1分36秒KO勝ちを収めた。サウスポー同士の一戦は初回からクェジャルのペースで進行。2回、クェジャルが右、左、右のコンビネーションを叩きつけると元2階級制覇王者は前のめりにダウン。次の瞬間、レフェリーはカウントをとることなく試合終了を告げた。