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23日、蛇と共に計量に挑み話題となった高野人母美が、全勝記録更新を賭けて、OPBFスーパーフライ級1位のカイ・ジョンソンと激突。試合後の両者に話しを聞いた。
カイが高野を粉砕
立ち上がり、圧力をかけるリーチ優位の高野に対し、距離を見定めずにいたカイが思いきってワンツーで前に出る。2R、開始からカイが仕掛けたが、高野もジャブでカイの出鼻を止め、徐々にワンツーまでつなげる。2R終盤からカイの乱打戦に巻き込まれかけた高野だが、3Rに打ち降ろしの右が決まりダウンを奪う。倒されたカイは4Rも積極的に前に出るが、的確さに欠け一発が入らず。それでも連打で6Rは圧倒し、防戦一方となった高野を見て、レフェリーストップ。高野の全勝記録はストップ。
自信に繋がる勝利
見事、注目カードを制したカイ・ジョンソン(T&H)は「出入りを激しくという作戦でした。最初はパンチ届かなかったし、カウンターは結構効きました。最後は、相手が対処できなくなっていたので、ここしかないと思っていきました」と試合を振り返った。高野についてカイは「パンチもあったし、タイミングも良かった。話題の選手だったので、チケットもいつもより売れました」と笑顔を見せた。最後にカイは「この勝利は自信に繋がる勝利。この先タイトルを狙いたいが、今はまだ力をつけたいです」と意気込みを語った。
楽しかった
プロ初黒星となった高野だが、「負けは悔しいが、あそこまで殴りあったのは初めてだったので嬉しいです」と興奮しながら話すと、「3ラウンドのカウンターは手応えがあったし、まだ自分も前に出れたので問題なかった。コーナーに詰められて、スタミナが切れ、動けなくなったらボクシングが楽しくなり笑顔がでてしまった。まともにパンチをもらったのは初めてだったし、本当に楽しめました」と上機嫌で試合を振り返った。
次もやります!
会見に同席した金平会長は「今回、心が折れて負けとなった。是が非でも勝つという執念を見せてほしい」と静かに語った。
最後に高野は、「次もやります」とガッツポーズをとり会見を終えた。
最後に高野は、「次もやります」とガッツポーズをとり会見を終えた。