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7日、後楽園ホールでは「ダイナミックグローブ」が開催された。メインイベントの「日本ライトフライ級タイトルマッチ」では、初防衛戦となる王者・木村悠(帝拳)が、指名挑戦者・知念勇樹(琉球)と激突。試合後の両者に話を聞いた。
木村、初防衛成功
長身を生かし、カウンターを合わせ好調な出だしを見せた知念だが、木村も体格差を埋めるボディワークと出入りの速さで攻め、序盤のペースを奪う。知念は流れを変えようとするが精彩さに欠き、テンポよく上下にパンチを繰り出した木村が試合をコントロールし、5ラウンド終了時点の途中判定では(49-46、49-46、48-47)の3-0で王者・木村。後半、知念は右ストレートで強引に出るが、攻撃が荒くなり体が流れたところを木村に突かれる。木村は終盤に入ってもペースを乱すことなく、王者の実力を遺憾なく発揮。最大8ポイント差をつけ、初防衛に成功した。
やりきりましたと知念
控室に戻った知念は、「やりきった感が全開です。速かったし、前に出てくると思っていたのでビックリした。左が全然当たらなかったですね。後半はとにかく疲れました」と試合を振り返った。王者のスタイルに虚をつかれた知念は「相手がいないので実戦練習がほとんどできなかったし、ファイターばかりと練習していた。コンディションは問題なかったがスタミナは5ラウンドが限界です」と明かした。今後について知念は「タイトルはまだまだ遠いですね。これが限界なのかもしれない。とりあえずゆっくりしたいです」と話たが、進退についての明言はなかった。
大応援団とともに
初防衛に成功した木村は、リング上のインタビューで「初防衛戦に勝って、やっと本当のチャンピオンになることができた。もっと強くなって、もうひとつ上のタイトルを目指したい」と話し、約400人の大応援団と喜びを分かち合った。
控え室でも安堵の表情を見せた木村は「最初は相手に合わせてしまったが、セコンドの指示を受けて、足を使って動いたら自分のボクシングができた。相手にもっと足があれば苦戦していたと思う」と試合を振り返り、次戦、ステップアップするためにも「決めパンチを身につけたい」と課題を上げた。
控え室でも安堵の表情を見せた木村は「最初は相手に合わせてしまったが、セコンドの指示を受けて、足を使って動いたら自分のボクシングができた。相手にもっと足があれば苦戦していたと思う」と試合を振り返り、次戦、ステップアップするためにも「決めパンチを身につけたい」と課題を上げた。
セコンドの指示に感謝
指名挑戦者を抜群のスピードとテクニックで退けた木村。応援に駆けつけていた帝拳ジム二人の世界王者に肩を並べる日も、案外近いかもしれない。
めざすは世界