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22日、村田諒太(三迫)のプロ4戦目が島津アリーナ京都で行われ、セミファイナルに出場した村田の南京都高等学校の後輩にあたる日本同級11位の大森将平(ウォズ)は、11年11月に山中慎介(帝拳)とWBC世界バンタム級王座を争ったWBC世界同級9位のクリスチャン・エスキベル(メキシコ)と対戦。ここまで11戦(6KO)して無傷のサウスポー大森は、世界ランカーを相手に距離を測りながら手を出し冷静な立ち上がりを見せた。
右アッパーは夢への架け橋だ
一度は山中をダウンさせたエスキベルの攻撃を封じた大森は4R中盤、エスキベルがダッキングしたすきを見逃さず、右アッパーで会心のダウンを奪うと、一気に攻め立てスリーノックダウン。山中やマルコム・ツニャカオ(真正)でさえ仕留めるのに後半までかかった相手を4R・KOで倒し、デビュー12戦目で世界ランク入りを確実にした。
大森は会心の勝利
試合後、大森は「序盤は硬くパンチが流れていたが修正できて良かった。セコンドのプラン通りに出来たと思います。会見で大きなことを言いましたが、実は判定でも勝てれば良いと思っていました。KOで決めれて良かった」と殊勲の勝利を喜んだ。
エスキベルにとっては悪夢
一方、敗れたエスキベルは「僕に運が無かっただけ。パンチは効いたし彼は良いボクサー。世界には行けるだろうね。勝つかはわからないけど…」とコメントを残した。戦績は32戦27勝(20KO)5敗。
大森戦の採点表
また、第4試合に出場したアマ6冠の中澤奨(大阪帝拳)は、インドネシア国ランカーのガン・ティヌラールに2R、横腹に渾身のアッパーを打ちこみテンカウントを聞かせた。
試合後、戦績を4戦全勝(4KO)とした中澤は「今回は練習したアッパーカットが出たし、前回の試合よりは収穫があったと思います。いつも言っていますが、今のままでは上にいっても勝てないので練習を頑張ります」と元気に答えた。
高瀬司トレーナーと中澤