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[試合結果]2014.4.13

内山の指名挑戦者は?

 WBA世界スーパーフェザー級暫定王者ブライアン・バスケス(26=コスタリカ)は12日(日本時間13日)、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナでホセ・フェリックス(21=メキシコ)を相手に初防衛戦に臨んだ。この階級のWBA正王者、内山高志(34=ワタナベ)に対する指名挑戦権を持つバスケスは、21歳の俊英を相手にその立場をキープすることができたのか。
バスケスが勝ち残る
○ブライアン・バスケス(コスタリカ)
 12回判定(3対0)
●ホセ・フェリックス(メキシコ)

圧力をかけて出たバスケスに対し初回半ば、フェリックスは右のカウンターを合わせて非凡な才能の一端を披露。それでもバスケスは怯まずに攻勢をかけ続け、構えを左右にスイッチしながら乱戦に引きずり込もうと試みる。2回、バスケスはフェリックスをロープに追い詰め強引に左右を叩きつけて攻勢を印象づけた。ここまで27戦26勝(21KO)1分のフェリックスも応戦するが、後手に回った印象は拭えなかった。それでも21歳の挑戦者は根気強く王者のボディに左フックを打ち続け、流れを引き寄せる契機を探った。バスケスが頑丈な体を生かして前進を続け、フェリックスが応戦するという展開は中盤も変わらなかった。先に疲労の気配が出てきたのはフェリックスだった。7回、そこに乗じてバスケスが連打、優劣はさらに明白になった。9回、フェリックスは膝蹴りで1点の減点を科され、一層苦しい状況に追い込まれた。11回、フェリックスはバッティングで右目上から出血、気持ちも折れかかった様子だった。
 採点は117対110がひとり、残る二者は意外にも114対113の1ポイント差だった。内山への指名挑戦権をキープしたバスケスは35戦34勝(17KO)1敗。この敗北は12年の大晦日、内山に喫したもの(8回TKO負け)。夏にも計画される内山のV9戦の相手は再びバスケスになるのか?

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