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元OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者、現WBC世界同級6位の赤穂亮(27=横浜光)が25日、元世界ランカーのリチャード・ガルシア(比)と後楽園ホールで8回戦を戦った。赤穂は12年の大晦日に元WBC世界スーパーフライ級王者の佐藤洋太(協栄)に敗北したが、その後の再起戦は2連続KO勝ち。世界再挑戦に向けてここまで結果を残してきたが、この試合では初回にまさかのダウンを喫した。
赤穂が逆転KO
初回、相手のジャブを上手く避けていた赤穂は、左フックからの右を当てたところで、ガルシアが効いてないのアピール。これに油断したのか、一瞬の隙に右をもらい尻餅をついた。すぐに立て直し左フック、右ストレートで攻勢に出たが、力が入り過ぎにも見える。それでも2Rの2分過ぎ、ガルシアをコーナーに追い込み、左右を突き刺すとガルシアが崩れ落ちダウン。一度は立ち上がったが再び膝をつき、10カウントが数えられた。
喜びなき勝利
3連続KO勝ちを飾った赤穂だが、「(倒された)パンチは効いていないにしろ、倒れたのは良い薬になった。収穫はない」と反省。ガルシアは吉田拳時(ワタナベ)、黒田雅之(川崎新田)の元日本王者に敵地で勝利した実力者だけに「上のクラスとのキャリアもあって、やっぱり上手い。パンチもあるなと感じた」と評価した。
試合後の赤穂
今回、バンタム級に近い契約ウェイトで戦ったことについて「スーパーフライ級で10年間やってきたが、今回のウェイトでもあっぷあっぷ。サウナに入っても汗が出ない。水分不足で試合中もいつ足をつるか不安だった」とし、「このままではボクシングが嫌になる。きたるべき時が来たのかな。会長と真剣に相談して決めたい」とバンタムへの転向を希望した。
金子大樹
また世界については、同門で大晦日にWBA世界スーパーフェザー級王者、内山高志(ワタナベ)に敗れた金子大樹の存在が大きいとし、「ともに切磋琢磨し、2人で世界を獲りたい」と思いを語った。