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[ニュース]2014.3.19

IBFから愛をこめて

 19日、JBC(日本ボクシングコミッション)は都内で記者会見を開き、昨年12月3日に大阪ボディメーカーコロシアムでおこなわれたIBF(国際ボクシング連盟)王者・亀田大毅(亀田)とWBA(世界ボクシング協会)王者リボリオ・ソリス(ベネズエラ)との間のスーパーフライ級王座統一戦で混乱を招いたことに関するIBFからの謝罪文を17日早朝に受領したとアナウンスし、見解を示した。
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 IBFの謝罪文は3月14日付けで記されており、立会人であるリンゼイ・タッカー氏がルールミィーティングに続いて行われたIBF、WBA、JBC三者の記者発表で亀田大毅が敗戦の場合にIBFタイトルは空位になると発表したことをJBC及びメディアが信頼したことを認め、試合後にタッカー氏が「王座は保持される」と亀田側がセッティングした記者会見で発言し、この矛盾した発言によってファンの皆様及びJBCに混乱をもたらしたことはIBFに全責任があることを認め、JBCがこうむった非難についても謝罪している。
JBC秋山弘志理事長
 この謝罪文を受け、JBCは本件において何らの落ち度はないとし、亀田大毅をチャンピオンと認めないとしたが、IBFは謝罪するものの、タッカー氏にはIBFルールを変更する権限がないことを根拠に王座は保持と主張をゆずっていなかった。
 しかし本日、既報の通り、亀田大毅が王座を返上することとなり事態は一変。
 JBC秋山弘志理事長は「亀田側の返上については評価する。いつまでも変な状況を続けていくことはよくない。早く解消するほうがよい」と話した。
浦谷信彰事務局長代行
ただし、亀田ジムの吉井慎次会長、嶋聡マネージャーのライセンス更新に対する処分は、あくまでもJBCに則って職責を履行していなかったことに対しての処分であり、改めて本年度のライセンス更新はしないと念を押した。
昨年12/3中央がタッカー氏
日本市場を手放したくないIBFはJBCに対し「混乱を招いたタッカー氏を当面の間、日本での試合に関与させないと約束すると同時に、今後はJBCを尊重し、二度と問題を起こさないためにJBCに対し十分に情報を提供することを約束する」と一筆をいれた。
「IBFとは今後とも一諸にやっていきますのでよろしく」と会見は締めくくられた。  
ダリル・ピープルズIBF会長と秋山氏

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