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WBCユース世界バンタム級王者、田中裕士(22=畑中)の防衛戦が16日、名古屋国際会議場で行われ、田中は挑戦者のジョン・バジャワ(インドネシア)を8R・TKOで下し、2度目の防衛に成功した。
15戦無敗(3分)の田中
力強いジャブで先手を取った田中は、小柄なバジャワに強弱をつけたパンチを上下に打ち分け主導権を握った。詰められては腰を落としたバジャワも、その度に左右を振り回し息を吹き返したが、田中は冷静に試合を進め、8Rに右フックでダウンを奪うと、上下にパンチをまとめレフェリーストップを呼び込んだ。
上が見えてきた
田中は完勝とも言える試合内容にも「もっと早い回で仕留めたかった。攻撃もワンパターンで悪いところばかりが出てしまった」と反省しきり。それでも日本同級7位、東洋太平洋同級9位を持つ田中は「自分に足りないものは見えている。上に行くための練習をして、日本か東洋に挑戦したい」と力強く抱負を語った。