試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
14日に一部報道で発表された日本ヘビー級王者、藤本京太郎(27=角海老宝石)の1日限りのヘビー級賞金トーナメント、「スーパー8」への出場について、本人が改めて参加の意欲を示した。
スーパー8とは、8選手がエントリーする勝ち抜き戦の大会で、6月4日にニュージーランド・オークランドで開催。試合は3分3ラウンドで行われ、優勝するまでには1日で3試合をこなすことになるが、優勝者には10万ポンド(約1687万円)、準優勝で5万ポンド(約844万円)、初戦敗退でも7500ポンド(約126万円)の賞金が与えられる。出場選手には、元連邦ヘビー級王者のマーティン・ローガン(42=北アイルランド)、元英国ヘビー級&イギリス連邦王者のマイケル·スプロット(39=英)らが予定されている。
出場に意欲
4月30日に後楽園ホールで元WBA世界スーパーウェルター級暫定王者の石田順裕(38=グリーンツダ)とのノンタイトル戦を予定している藤本はこの日のジムワーク後、取材に応じた。「こんなゲームがあるなんて知らなかった。3Rの試合はK-1みたいだし、賞金も多くて面白そう。まずは次の試合に勝つことが条件ですが、出られるのならやりたいですね」とコメント。次戦の石田戦については「試合展開はどうなるかわかりませんが、相手も死のものぐるいで向かってくるはず。僕もそのつもりでやりますよ。調整も前回から時間が空き、しっかりとできています」と意気込んだ。
スーパー8出場には、石田戦を無事にクリアする必要もあるが、前例のない3ラウンドの海外トーナメントを日本ボクシングコミッションが認めるかの問題もあり、認めるとしても公式記録としては扱われないだろう。
最後に藤本は「海外でも国内でも、いろんな試合を経験したい。挑戦者の気持ちでひとつずつクリアし結果を残していけば、(世界への)道は必ず開けてくると思う。選手の数が増えてきたと言っても、育つまでには時間がかかるし、日本のヘビー級を引っ張るのはやっぱり僕しかいない」と、日本ヘビー級を牽引する役目をしっかりと自覚していた。