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元日本スーパーライト級王者の岩渕真也(草加有沢)が、28日の後楽園ホールでOPBF東洋太平洋同級5位、WBO世界同級12位のジムレックス・ハカ(米)と対戦。勝てば世界ランク入りの一戦で、前半にダウンを喫したものの最後はパンチをまとめ、見事に7R・TKO勝ちを収めた。
岩渕ダウンもダメージなし
3Rに同じサウスポーのハカの左カウンターでキャンバスに手を付き、その後も相手の打たれ強さに攻めきれずにいた岩渕だが、6R、7Rには左をキレイに当て、最後は鬱憤を晴らすかのような連打を爆発。棒立ちとなったハカにレフェリーストップを呼び込んだ。
右肋骨を負傷していた
試合後の会見に応じた岩渕は、一週間前にスパーリングで右の肋骨を痛めていたことを明かすと、右腹をアイシングしながら「ハカには1Rに気づかれて狙われたと思う。苦しくて何度も倒れそうになった。右のフック系が強く打てず納得のいく内容ではなかったが、最後はストップできて良かった」と安堵の顔を見せた。ハカの印象を聞かれ、「ダウンはカウンターを当てられ、思わず手を付いたもの。ハカは上体が柔らかくテクニックはあったが、タフだとは感じなかった。それよりも僕が力みすぎた」と反省した。
恒例のパフォーマンス
OPBF同級王座の挑戦失敗から間もなく1年。岩渕は前王者の金民旭(キム・ミンスク=韓国)へのリベンジを胸に再起をはたしたが、金が王座を返上し世界に狙いを絞ったため、目標を失っていた。そこに舞い込んだ今回のハカ戦。腰を効かせたパンチが振るえない中での世界ランカー撃破に、新たな自信を芽生えさせた岩渕は、今後は世界が目標と明言。世界上位陣との戦いを希望した。
ジムレックス・ハカ
一方、敗れたハカは「今日はアンラッキーな日だった。7Rは確かにグロッキーだったが、続けさせてくれたら立ち直れた」と不満をもらした。