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専門サイトboxing sceneは「16日の午後、ホセ・スライマン(メキシコ)WBC会長が米国ロサンゼルスで死去」と報じた。82歳だった。同サイトはスライマン会長の息子マウリシオ・スライマン氏に確認をとったうえで報じたとしている。
スライマン氏は昨年10月に心臓の手術を受け、その後は療養を続けていた。スライマン氏は75年12月のWBC総会の際、満場一致で最高権力者の地位に就任。以後、38年におよぶ在任中に世界戦を15回戦制から12回戦制に短縮し、前日計量に変更するなど数々の変革に取り組んできた。さらには3本だったロープを4本に増やし、親指を本体と紐で接着したサムレス・グローブを義務づけて目突きの反則を一掃。また、ドーピングの義務化など多くの変革の音頭取りをしてきた。ボクシング界における功績は誰もが認めるところである。会長職に就任当時は21ヵ国だった加盟国は現在は165ヵ国に増え、母体であるWBAをはるかに上回る勢力になっている。