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WBA世界ライトフライ級王者・井岡一翔(24=井岡)と大晦日に拳を交える同級4位のフェリックス・アルバラード(ニカラグア)が27日、大阪市内の井岡ジムで練習を公開した。一昨日に来日した18戦15KO無敗の挑戦者はどのような動きを見せたのか。
チームアルバラード
練習前に会見を開いたアルバラードは「勝つために日本に来た。イオカは良いボクサーだと思うが、僕と同じ腕は2本。120Rのスパーリングをこなしてきたし体重も問題ない」と一気にまくし立てた。同胞のローマン・ゴンサレス WBA世界ライトフライ級スーパー王者ともスパーリングを敢行してきたを明かし「彼と練習する中で色々と学んだ。自信はある」と練習を開始した。
セルヒオ・ゴンザレストレーナー
練習に同行したトレーナーのセルヒオ・ゴンザレスはしっかりとしたバンデージを巻きながら「イオカは確かに良いボクサーだが、必ずアルバラードが勝つ。ニカラグアで通常の練習の倍はやってきた、自信もある」とニカラグアでの調整に自信を見せた。
決戦は大晦日
入念なウォームアップの後にスパーリングを2R公開したアルバラードだが、上体のバランスが悪く不機嫌な様子でリングを降りると軽めのサンドバック打ちとミット打ち3Rを消化し、この日の練習を終えた。この日スパーリングパートナーをつとめた金沢ジムの角谷淳志(28)は「大きいパンチしかないので、井岡選手がそこを気をつければ問題なく勝つと思いました。ただ相手も疲れているでしょうし、8オンスのグローブにヘッドギアがなかったらあの大振りのパンチは効くと思います」と18戦無敗の挑戦者を警戒した。
井岡一法会長
練習を見守った井岡一法会長は「上体のバランスではなく下半身が安定してへんな。後は接近戦で一翔と当たった時が大事なキーポイントになる。ボクシングは出来るし、いい試合になるけど前半勝負やな」と感想を述べた。