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12年ロンドン五輪金メダリストで現WBC世界ミドル級18位、日本&東洋太平洋同級1位、村田諒太(27=三迫)との161ポンド(約73.0キロ)契約8回戦に臨むデイブ・ピーターソン(27=米 ※14戦13勝8KO1敗)が2日、都内の帝拳ジムで練習を公開した。サンドバッグ打ちやミット打ちなど軽めのトレーニングだけで手の内を隠したピーターソンは「出せるものを出して勝つだけ」と意気込みを語った。村田対ピーターソンの試合は6日、東京・両国国技館で行われる。
記者会見の様子
ピーターソンは父親でトレーナーも兼ねるロン・ピーターソン氏、ダン・オコーナー・トレーナーらと一緒に前日夕方に来日した。まだ時差や長旅の疲れが残っていると思われるが、公開練習前の会見では終始穏やかな表情だった。
サンドバッグで汗を流す
両耳にはピアスが光っていた。村田については8月のプロデビュー戦を映像で見て研究してきたという。「いい試合だったと思う」とピーターソンが言えば、父親が「でもストップが少し早かったね」と感想を口にした。「選手としては村田のことを尊敬しているが、試合ではやるべきことをやるだけ。プロとしての経験では私の方が勝っている。試合を楽しみにしてほしい」とピーターソンは胸を張った。
父のロンとのミット打ちを披露
ボクサーの戦績を扱うサイト、boxrecではサウスポーと記載されているが「スイッチもするけれど、ほとんどは右構えで戦っている。あれは間違い」と記載事項を訂正した。それでも「展開によっては必要に応じてスイッチするかもしれない」と含みをもたせた。
最後はロープで切り上げた
すでにミネソタ(米)で十分に仕上げてきたため練習ではサンドバッグを5ラウンド、ミット打ちを2ラウンド、ロープ跳びを2ラウンド披露するに留めた。父親とのミット打ちではアッパー系のパンチや近距離で左右のフックを打ち込んでいた。
筋肉質のピーターソン
練習をみた村田のトレーナー、イスマエル・サラス氏は「手の内を隠しているね。映像で試合を確認したかぎりでは左右のフックが強い選手という印象だった。でも村田とは対策を練っているので大丈夫」と笑顔をみせた。
このあと村田とピーターソンは6日の試合に向け、4日に記者会見、5日に計量を行うことになっている。
このあと村田とピーターソンは6日の試合に向け、4日に記者会見、5日に計量を行うことになっている。