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12月6日の両国国技館で行われる試合に向け、井上尚弥、井上拓真が28日、所属する大橋ジムで公開練習を行った。
井上尚弥
会見の挨拶で共に「仕上がっています」と話した井上兄弟。兄・尚弥は「良い勝ち方をして、認めてもらえれば、次は世界と思っている」、弟・拓真は「緊張せず、自分のボクシングで勝ちたい」と意気込みを語った。これを受けて大橋会長は、「尚弥は(最速)記録を狙うのではなく、自然にそうなる。その記録を抜くのは拓真になる」と期待を膨らませた。
原隆二とのスパー
対戦相手のヘルソン・マンシオ(比)を「接近戦になるとしぶといと思うので、ならないように中盤でKOしたい」と分析する尚弥は、10月に日本ミニマム級王座を返上した原隆二(大橋)と3ラウンドのスパーリングを行った。徐々にヒートアップする両者は、迫力の打合いを披露し、仕上がりの良さをアピールした。
拓真は翁長吾央とマス
「弟の方が凄いと思わせる試合をしたい」と語る拓真は、世界ランカー・翁長吾央(大橋)と4ラウンドのマスを行い、軽快なステップワークとスピードを見せつけた。
井上親子
「拓真はスピードがある。尚弥に引けを取らない素質はあると思っています」と話す父・真吾トレーナーにライバルとされる兄弟について質問が出ると「二人がスパーをしていたのはプロテストまで。良いスパーリングをするんですよ」と笑顔をみせた。続けて「感情的なスパーになると辞めさせるが、良い展開になるとどちらにもアドバイスできず、ハラハラしながら見てますね」と父・真吾は話した。