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今月30日にプロ3戦目を迎えるカリスマモデルボクサー、高野人母美(26=山上)が20日、都内の勝又ジムで練習を公開した。前回7月の試合は判定で勝利したものの、客席からブーイングが起こるなど高野にとっては散々な結果となった。「憧れの後楽園ホールで初めて戦い、緊張して納得のいく試合ができなかった。ブーイングは悲しかった」と改めて反省を口にし、その上で「あの悔しさをバネに、次の試合では焦らず冷静に、いいパフォーマンスを出したい」と気合を込めた。
高野のミット打ち
練習に移った高野は、報道陣にシャドーとミット打ちを披露。シャドーではワンツーを主体に、軽いフットワークから力みのない綺麗なフォームを見せ、ミット打ちではワンツーからのアッパー、フックと長身を生かしたコンビネーションを上下へと打ち込み、乾いた音を響かせていた。
懐の深さを生かしたい
走り込みのおかげでスタミナがついたと話す高野は、フィジカルのほか、前戦の反省を踏まえ、男子とのスパーなどでメンタル面も徹底的に鍛え直してきたという。今回はフィリピン人ボクサーが相手となるが「倒したい気持ちが初めて湧いた。がっちがっちに攻めて行きたい」とKOを宣言し、前回とは違うファイトを見せたいと意気込んだ。
試合後は日本代表としてタイへ
モデルを本業とする高野は、試合後の10月25日から約1週間、ミス・ジャパンとして、タイ国で行われる世界大会の「スーパーモデル・インターナショナル」に出場する。試合で殴られたら?との質問に「綺麗に勝ちたいが、顔が腫れたらファンデーションで隠します(笑)」と返す余裕もあった。
伊藤、ジョビー、ハニーとともに
今回の興行は「第3回日比ボクシングフェスティバル」と銘打たれ、勝又ジム主催で開催される。高野はセミファイナルの出場となり、メインイベントには昨年度の全日本フェザー級新人王、現日本同級12位の伊藤雅雪(伴流)のWBCユース世界ライト級王座決定戦がラインナップされている。他にも、田口良一(ワタナベ)と日本ライトフライ級王座を争った日本同級6位の知念勇樹(琉球)、元WBCインターナショナル・ライトフライ級王者のライアン・ビト(UNITED)、さらに勝又ジム期待のフィリピン人ボクサー、ジョビー・カツマタ、ハニー・カツマタの東洋太平洋ランキング挑戦など、興味深いカードが揃った。