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[ニュース]2013.9.8

2020年東京五輪開催へ

 アルゼンチンのブエノスアイレスで行われているIOC(国際五輪委員会)総会で、2020年の夏季オリンピック・パラリンピックの開催地が、日本の東京に決定した。
 「安全・安心・確実」のコンパクトな運営とオリンピズムの普及をアピールしてきた東京は「汚染水問題」で窮地にも立ったが、粘り強いロビー活動で、最後は克服した形となった。東京は56年ぶり2度目の五輪開催を引き受ける。ボクシング競技の会場は両国国技館。
ロンドン五輪のスタッフ。7年後にはあなたもぜひ五輪に参加を!!
 日本時間の午前3時45分に始まった第1回投票で、マドリッドとイスタンブールが26票で最下位タイ。再投票の結果、マドリッドがまず落選した。投票前から劣勢が明らかだったイスタンブールとの決戦投票となった時点で、東京が大きな手応えをつかんだが、一方で、最有力候補といわれていたマドリッドが、最初に退いたことで、この投票は最後まで気を抜けないことを再確認させられた。
 そして日本時間の午前5時過ぎ、IOC会長のジャック・ロゲ氏が「TOKYO 2020」のファイナルアンサーを掲示すると、会場や日本の各地で大歓声があがった。今月10日に12年の任期を終えて退任予定のロゲ氏は、「当初から東京が技術面で有利だったが、マドリッドとイスタンブールは強敵だったはず。(開催地に)選ばれたということは、最も多くの共感を得られたのが東京だったということ」と、選出の理由を語った。
 この時間、フジテレビの特番に出演していたロンドン五輪・ミドル級金メダリストの村田諒太(三迫)は「結果が出たら、一気に脱力してしまった。選ばれたということは、選ばれなかった都市にも責任を感じてほしい」とコメントしている。
 第1回投票で東京が獲得したのは42票で、過半数まであとわずか。決選投票でも60票を獲得し、36票のイスタンブールに大きな差をつけていた。
藤田大和(兄)・健児(弟)
 ビッグニュースを聞いた日本の選手たちのなかで、藤田大和、健児(共に拓大)は「このときを待っていた。兄弟でメダルを取りたい」と、早くも東京五輪を最終目標に掲げた。選手生活を、向こう7年に伸ばす選手は、彼らだけではないはずだ。

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