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IBF世界スーパーフライ級王座決定戦が3日、高松市内のサンメッセ香川で行われるが、使用するグローブに関して、亀田大毅(亀田)陣営とロドリゴ・ゲレーロ(メキシコ)陣営がもめている。
ゲレーロ陣営から持ち込まれたカナダ製グローブの目方を計る
一昨日の調印式でグローブチェックを行い、両陣営は日本製ウィニング社のグローブを使用する予定でいたが、昨日の前日計量後にゲレーロが試合で使用するグローブをカナダ製のものに変更したいと、ゲレーロ陣営からJBCとIBFに申し出があった。当初は、今回の試合で立会人を務めるリンゼイ・タッカー氏とJBCは、この申し出は受け入れないと話していたが、調印式には出席していなかったゲレーロの代理人が契約書を提出したところ、使用するグローブに関して「8オンス」と記載されているだけだった。
立会人リンゼイ・タッカー氏がIBF会長ダーリル・ピープルズ氏にサインを入れてよいのか確認
通常日本国内では、選手が試合で使用するグローブは同じ会社のものをプロモーターが用意するが、ルール上はグローブの重さの規定をクリアしていれば、メーカーがそれぞれ違っていても問題はない。海外では、違うメーカーのグローブを使用するケースは度々見られる。多くの場合は、選手が契約するスポーツ用品メーカーとの兼ね合いで、日本ではウィニング社製のグローブが使用されることが多いが、メキシコではレイジェス社等が使われることが多い。世界戦ともなれば、このようなケースが今後も続くことが予想されることからJBCは「今後はルールミーティングの時に再確認するようにする」と改善案を検討している。
立会人、JBCともにサインを入れた
グローブの使用に関する項目など記載されている契約書には、試合の日時と場所など、メディアにもリリースされている情報に加えて、ファイトマネーや渡航費やプロモーション活動に関する事項も含まれているため、JBCなどの試合を認定する団体は、試合自体が正式に公認できる形式で行われているかを確認するまでにとどめている。
今回の騒動に関して、IBFとJBCは使用するグローブの変更を認めているが、亀田陣営とゲレーロ陣営は、現在この問題を話し合っている。(3日13時現在)
今回の騒動に関して、IBFとJBCは使用するグローブの変更を認めているが、亀田陣営とゲレーロ陣営は、現在この問題を話し合っている。(3日13時現在)
亀田側は激しく抗議
ちなみに、JBC関係者の話しでは、調印式で封印されたグローブを当日開封すると、選手が慌てて、右のグローブを二つ選択していたことがあるそうで、その時には、予備で保管されていたグローブを当日に検査し直して使用したとのこと。