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[U-15全国大会]2013.9.2

松本選手が4年連続受賞

 15歳以下の少年少女を対象にした「U-15ボクシング全国大会」が9月1日、東京・後楽園ホールで行われた。各地区の予選を勝ち抜いた104人の精鋭が覇権を争い、今年も52人の全国覇者が誕生した。
※U-15ボクシング全国大会の模様は9月15日(日)午前10時30分〜11時30分まで、「日テレG+」で放送の予定
全選手の試合写真およびコメントは、2日早朝までに掲載予定
小学生の部優勝者
 小学4年生以上を対象にした小学生の部は、27.5キロ級から55キロ級まで女子5組を含む21試合が行われ、優秀選手には30キロ級の関拳斗選手(福岡県)、37.5キロ級の由良謙神選手(大阪府)、42.5キロ級の堤麗斗選手(千葉県)が選出された。ベストマナー賞には山村剣晋選手(大阪府)が選ばれた。
優秀選手賞
 中学の部は32.5キロ級から70キロ級まで、女子5組を含む31試合が行われた。小学生のときから大会に出場している常連も多く、高い技量を存分に見せる選手が何人もいた。そんななか優秀選手には37.5キロ級の小田切駿平選手(兵庫県)、42.5キロ級の松本流星選手(東京都)、47.5キロ級の松本圭佑選手(神奈川県)が選ばれた。ベストマナー賞には豊永ゆう選手(熊本県)が選出された。
田中選手と篠原選手
 また、小中共通の女子優秀選手には47.5キロ級に出場した中3の田代沙和香選手(東京都)が選ばれ、同じく女子のベストマナー賞には30キロ級に出場した小5の篠原光選手(埼玉県)が選ばれた。
松本圭佑選手
 このなかで特筆すべきは松本圭佑選手の4年連続の受賞であろう。長身を利したテクニカルなボクシングを身上とする松本選手は、元日本&東洋太平洋王者、松本好二氏の長男。勝利を収めたうえ優秀選手賞を受賞したにもかかわらず「今回は押し込まれる場面もあり、自分の思いどおりには戦えませんでした。まだまだだです」と反省の言葉がついて出た。一方、松本流星選手は「まずまず自分のボクシングはできたと思うけれど、賞をもらえるとは思いませんでした」と驚いた様子だった。小田切選手も「だいたい思いどおりの試合ができました。得意は左ストレート。嬉しいです」と受賞を素直に喜んだ。女子優秀選手賞の田代選手は「3ラウンドにダウンを奪うことができてよかったです。受賞も嬉しいです」と笑顔を見せた。昨年に続きベストマナー賞を受賞した篠原選手は「嬉しいけれど、来年は優秀選手賞をもらえるように頑張ります」と誓っていた。
小林委員長、シャドー大会表彰で
 全国大会の委員長、小林昭司氏は「まずは大きなケガがなく大会を終えることができてホッとしています。大会は今回で6回目ですが、まだまだ選手も大会そのものも発展途上。選手に関しては年々レベルが上がり防御技術の習得という点では目的を達成しつつあるが、今後は攻防一体という点を目指していきたいですね」と結んだ。

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