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[大学リーグ]2013.7.22

古豪・法大が2部降格…

 小田急江ノ島線・善行駅から10分の場所にある神奈川県立体育センターでは、7月21日、第66回関東大学リーグの「入れ替え戦」が行われ、多くの名選手を輩出してきた強豪校の法政大学が、2-7で中央大学に敗れ、2部へと降格した。
4部の朝鮮大は3部の座を奪回
 1部復帰となった中大も、1960年ローマ五輪フライ級・銅の田辺清、1964年東京五輪バンタム級・金の桜井孝雄を輩出した名門校。過去には1部リーグ6連覇の実績も持っているが、08年以降は2部に定着してきた。
 しかしここ2、3年は、選手のバックアップ体制など、様々なテコ入れの甲斐あって復調。戦力低下の顕著だった法大に、高い充実度で迫った。
試合前、奥が法大で手前が中大
 試合は、フライ級戦で高野雄基(法大)が内山雄平(中大)に同点勝ちを収めたことで、流れが法大に傾いた。だが、その次で田中風雅(法大)が岩渕雄介(中大)を破ったのを最後に、中大が6連勝で大勝。内容的には接戦が多かったものの、結果には大きな差がついた。
 敗れた法大は、1988年まで短期間、2部を経験したこともあるが、当リーグ戦・初期から抜群に安定した成績を収め、実力で落ちたのは初ともいわれている。
中大勝利が決まった瞬間(Lウェルター級判定)
 法大の指導陣は「悔しい。今年は1年生の補強はうまくいっていたので、盛り返す兆しが見えていた。ルールが変わるので、いち早く傾向をつかむことから再開したい」と前向きなコメントを残した。法大が安定的な人気を誇る売りのひとつとして、1部校唯一の「一人暮らし制度」があった。だが近年は、親への金銭的な負担などから、それも高校生の心へなびいたり、なびかなかったりだという。
 一方の中大は「ここまで2部生活が長かったし、また入れ替え戦をやる覚悟はある。ただ、今日は3年生以下のメンバーで勝ったので、来季は今日の戦力をそのまま強化するようにして臨みたい」と、こちらも前向きに語っていた。
専修大の地力が慶応の夢を砕いた
 2部-3部では、専修大学が慶應大学の34年ぶりの昇格を阻止して残留。3部-4部では朝鮮大学が帝京大を破って、2010年からの4部を脱却した。
 これで関東大学リーグ戦の全日程が終了。来年度の関東リーグは下記のように構成される。

1部優勝の拓大は関西優勝の関西大と日本一を争う
[1部]
拓殖大学
東京農業大学
駒澤大学
日本大学
東洋大学
中央大学


[2部]
法政大学
明治大学
平成国際大学
日本体育大学
早稲田大学
専修大学


[3部]
慶應義塾大学
立教大学
東京大学
大東文化大学
東海大学
防衛大学
一橋大学
朝鮮大学


[4部]
帝京大学
青山学院大学
国学院大学
工学院大学
神奈川大学
芝浦工業大学
神奈川工科大学
茨城大学


[5部]
国際武道大学
創価大学
独協大学
上智大学
東京理科大学
明治学院大学
亜細亜大学
玉川大学
麻布大学
成蹊大学
東京経済大学
敬愛大学
作新学院大学

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