和毅「獲ったらギネス記録」

　亀田家の最終兵器、亀田和毅(亀田)が8月1日(木)、比国セブ市で WBO世界バンタム級王者パウルス・アンブンダ(ナミビア)に挑戦することが正式に決定した。
　6日、和毅は都内で会見を開き、集まった報道陣に待ちにまった世界初挑戦への喜びを語った。

■WBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
王者パウルス・アンブンダ(ナミビア)VS挑戦者同級5位・亀田 和毅(亀田)
■日時:8月1日(木)
■会場:フィリピン・セブ市 ウォーターフロント・セブシティーホテル&カジノ
■TV放送:TBS系列で放送予定
■観戦ツアー:亀田プロモーション

　夏の爽やかさをイメージしたという和毅は、白のスーツ姿で登場。「小さい頃からの夢がようやく叶う!素直に嬉しい」と気合十分、「一回で獲って日本人初のWBO王者、そして亀田家の夢である史上初の3兄弟世界王者になる。ギネスにも載るよ」と野望をぶちまけた。

　今回は元世界王者か指名挑戦者、もしくは日本か東洋太平洋タイトルを獲らなければ日本で世界戦が出来ないという国内規定によりフィリピンでの挑戦となったが、和毅は「関係ない、強いやつが勝つ」と海外戦の不安を一蹴。これには中学卒業後、日本でのライセンス取得年齢(17歳)に達するまで、単身メキシコで戦ってきた自信が裏づけしている。

　王者アンブンダは「The Rock(岩)」のニックネームで呼ばれ、戦績は20戦無敗(10KO)。アマチュア時代に培った技術の高さで堅実な試合運びが持ち味で、2004年のアテネ五輪ではフライ級ベスト8にもなっているが、和毅は「全勝同士(和毅=27戦無敗18KO)、面白い試合になる。これなら誰も文句を言えないでしょう」と頼もしい。

　最後に「3月からこの相手しか見ていなかった。対策は十分、俺の進化したボクシングを見てもらいたい。誰もが俺が勝ったと思うような、できればKOで倒したい」と必勝を誓い、「ここで獲ったら俺の時代が10年続く!」と目を輝かせた。