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社団法人・日本アマチュアボクシング連盟は『一般社団法人・日本ボクシング連盟』へ、4月1日から正式に改称した。「アマチュア」を卒業する試みは、昨年から暗礁に乗りあげた状態だったが、今年3月25日、内閣総理大臣官房から受理されたと、同連盟の公式ウェブサイトでも説明されている。
活動の幅を広げる旧アマチュアボクシング界
文部科学省がなかなか首を縦にふらなかったというこの改称について、日本ボクシング連盟会長の山根明氏は「AIBAの指示を優先したい」と遂行した理由を語っている。
「アマチュア」の存在を名実ともに撤廃するのは、日本のボクシング界にとって、最近になっての動きだ。しかし国際的には、国際五輪委員会がアマチュアリズム(金銭的報酬を受けず、純粋に競技を楽しむ思想)を放棄した1974年以降から、積極的に進められていた。
“アイバ”と呼ばれる世界196ヶ国のボクシング連盟統括組織、AIBA(国際ボクシング協会)の正式名称も2006年より「International Boxing Association」。頭のA(Amateur)は慣用的に用いられるのみとなっている。
なお、上記の「AIBAの指示を優先したい」というスタンスは、試合のルールに対しても同様で、「成年男子のヘッドギア廃止」が実施されれば、すぐに国内でもそれにならうという。先日、AIBAが選手の年齢上限を、40才に変更したことにも、さっそく従っている。