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清水聡(自体校)が、ロンドン五輪で獲得した銅メダルを、盗まれた可能性があるとして、警視庁に被害届を出していたことが、多くのメディアで報じられている。日本でのメダル紛失騒動はこれで3度目。1964年東京五輪後、1988年ソウル五輪後、そして2012年のロンドン五輪後と、偶然にも24年周期で起こっているが、今回がまさかボクシング界とは……。
常に首からかけておけば安全なのだろうが…一体どこへ?
清水は3月24日に都内のイベントに参加した際、銅メダルを持参。その4日後、入れたはずのバッグの中にないと気づき、今月4日に被害届を提出した。届け出を受けた原宿署は「日本中を歓喜させた清水選手のために、全力でメダルを探し出す」と語っているそうだ。メダルは日本ボクシング史上44年ぶりに獲得されたものだった。
ロンドン五輪直後に行われた国体の近畿予選では、金メダリストの村田諒太が試合用シューズを盗まれ、練習用シューズで試合を行うことも起こっている。長年、五輪でのメダル獲得に現実味がなくなっていた競技だけに、国民的な関心を集める立場でのふるまいに、未熟さもあるのだろうか?
前例では2度とも、メダルは後日に発見されている。今回もそのジンクスどおりになることと、レスリング、レスリング、ボクシングと来た騒動が、次もボクシングで続かないことをひとえに願いたい。
[過去のメダル紛失データ]
吉田義勝(東京五輪レスリング・金)
1965年、総武線の網棚に置き忘れる→3日後、持ち帰った人物が返還。
小林孝至(ソウル五輪レスリング・金)
1988年、上野駅の電話ボックス内に置き忘れる。→2日後に拾われて戻る。