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24日、山形市総合スポーツセンターで行われた全日本女子選手権のミドル級決勝では、お笑いタレント・しずちゃんこと、山崎静代(梅津倶楽部)が出場したが、対戦相手の石井智紋(福山平成大)が現れず、棄権による不戦勝となった。あまりの謎めいた出来事に会場は騒然。リングの外で一体何があったのか。山崎が試合をせずに3度目の優勝をはたした一幕を振り返りたい。
結局不戦勝へ…
「あれ、試合は?」
てっきり鳴り響くと思われた開始ゴングが聞こえてこない。客席からは戸惑いの声が聞こえ、リング周辺では不気味な沈黙時間が続いた。山崎陣営が布陣した赤コーナーの反対側、青コーナー側に、人の気配がないのである。
慌てた日本ボクシング連盟役員が、事態を確認に入ると、相手の石井智紋(福山平成大)は、控え室にはいるものの、うつむき、すでに戦意を失っていた。
説得もむなしく、山崎だけがリングへ入り、第1ラウンドがスタート。タイムオーバーとなり、山崎の不戦勝が決定した。
拍子抜けの山崎は「世界選手権のときより強くなったところを見せたかった」とガックリ。しかし大会後、来年4月に、外国の選手を招聘したワンマッチが予定されていることが発表された会見では、表情にも気を取り直した様子が伺えた。
てっきり鳴り響くと思われた開始ゴングが聞こえてこない。客席からは戸惑いの声が聞こえ、リング周辺では不気味な沈黙時間が続いた。山崎陣営が布陣した赤コーナーの反対側、青コーナー側に、人の気配がないのである。
慌てた日本ボクシング連盟役員が、事態を確認に入ると、相手の石井智紋(福山平成大)は、控え室にはいるものの、うつむき、すでに戦意を失っていた。
説得もむなしく、山崎だけがリングへ入り、第1ラウンドがスタート。タイムオーバーとなり、山崎の不戦勝が決定した。
拍子抜けの山崎は「世界選手権のときより強くなったところを見せたかった」とガックリ。しかし大会後、来年4月に、外国の選手を招聘したワンマッチが予定されていることが発表された会見では、表情にも気を取り直した様子が伺えた。
来年のワンマッチに意欲を見せる山崎
同連盟によると、朝の計量で山崎は点呼に1時間遅れた。今大会は社会人選手権との合同開催という初の試みだったため、待機中にも、様々な時間変更があった。その伝達が、決勝しか試合のない山崎には届かず。点呼が1時間早まったことも知らなかった。これで石井は勝利を確信していたが、試合は行われることになった。しかし、石井の気持ちはすでに途切れていたという。
かくして山崎は、3度目の全日本選手権優勝をはたしたが、大会での通算戦績はわずか1勝0敗。これには誰よりも、本人が不服そうだ。
かくして山崎は、3度目の全日本選手権優勝をはたしたが、大会での通算戦績はわずか1勝0敗。これには誰よりも、本人が不服そうだ。