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日本の五輪ボクシング界では、「女子の名物対決」といわれてきた新本亜也(IBA)対箕輪綾子(フローリスト蘭)があり、ファンや関係者の心を躍らせてきた。今日24日に全日本女子選手権・フライ級決勝を舞台に行われるのは早4度目。リングで対峙しなければ、目すらなかなか合わせない因縁のライバル対決をご紹介したい。
昨日の準決勝で勝利した新本
「明日からの人生が怖い…」
昨年度の全日本選手権で、すでに差をつけたはずのライバル、箕輪に敗れると、新本は目に涙を浮かべてそう吐露した。あの村田諒太が世界選手権で準優勝を収めるまで、「日本一のメダリスト候補」として機運をつかんでいたのは新本だった。
「これまでの国際大会では、銅、銅、銀、銀の順でメダルを取ってきた。だからここから先はずっと金です!」
新本が並々ならぬ勢いに乗っていたことを、象徴する発言である。そして予告通り第1回台北市杯で金メダルを獲得。最高の時期に、ロンドン五輪が迫ってきた。
昨年度の全日本選手権で、すでに差をつけたはずのライバル、箕輪に敗れると、新本は目に涙を浮かべてそう吐露した。あの村田諒太が世界選手権で準優勝を収めるまで、「日本一のメダリスト候補」として機運をつかんでいたのは新本だった。
「これまでの国際大会では、銅、銅、銀、銀の順でメダルを取ってきた。だからここから先はずっと金です!」
新本が並々ならぬ勢いに乗っていたことを、象徴する発言である。そして予告通り第1回台北市杯で金メダルを獲得。最高の時期に、ロンドン五輪が迫ってきた。
準決勝で勝利したときの箕輪
ところが今年2月、地元・広島で世界選手権出場権(ロンドン五輪予選)をかけて行われた全日本選手権で、新本は箕輪に痛恨の黒星。以後、状況は暗転した。一時は群れを成すように追いかけていた報道陣も去り、新本は抜け殻のような日々に明け暮れた。
だが、悩んだ末に今回の全日本選手権も出場を表明。ただし、一応の練習を続けていたものの、最近の合宿まで本腰は入れていなかったという。
一方の箕輪も、ロンドン五輪出場を逃したあと、準備不足で臨んだ第2回台北市杯でマイ・ジーシャン(台湾)に完敗を喫している。両者とも、昨年ほど充実したコンディションではなさそうだ。
しかし意地のぶつかり合いは確実。 そして今回も勝敗は読みづらい。それが、女子ボクシングの誇る名物対決なのだ。ここまでは箕輪が2勝1敗。はたして今回は、どちらが涙を飲み、どちらが笑顔を見せるか?
だが、悩んだ末に今回の全日本選手権も出場を表明。ただし、一応の練習を続けていたものの、最近の合宿まで本腰は入れていなかったという。
一方の箕輪も、ロンドン五輪出場を逃したあと、準備不足で臨んだ第2回台北市杯でマイ・ジーシャン(台湾)に完敗を喫している。両者とも、昨年ほど充実したコンディションではなさそうだ。
しかし意地のぶつかり合いは確実。 そして今回も勝敗は読みづらい。それが、女子ボクシングの誇る名物対決なのだ。ここまでは箕輪が2勝1敗。はたして今回は、どちらが涙を飲み、どちらが笑顔を見せるか?