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18日、後楽園ホールで開催された「チャレンジスピリットシリーズ」は、東洋太平洋フライ級タイトルマッチがメインイベントにラインナップ。
"日本人キラー"と恐れられる王者ロッキー・フェンテス(比国)と拳を交え、挑戦者・奈須勇樹(角海老)はタイトルを奪い獲ることができたのか…。
"日本人キラー"と恐れられる王者ロッキー・フェンテス(比国)と拳を交え、挑戦者・奈須勇樹(角海老)はタイトルを奪い獲ることができたのか…。
フェンテスの壁高し!
両者は積極的にジャブを刺し合うと、挑戦者・奈須はワンツーで切り込むが、王者フェンテスは打ち終わりを狙い左ボディ・右ストレートをヒットさせる。4回終了時、判定1-0(38-38・38-38・40-46)のドロー。中盤、王者は左ボディを軸に右ストレートを浴びせるが、挑戦者も右ストレートを返し応戦
。8回終了時、判定2-0(76-76・77-75・79-73)で王者がリードを奪う。終盤、フェンテスは足を使いリズムを変え奈須をかく乱、左ボディ・右ストレートを打ち込み主導権を握る。最後まで奈須もワンツー・左ボディで反撃を試みるが、フェンテスは距離を取り左ボディ・右ストレート・左フックでポイントアウト。王者フェンテスが判定3-0(115-113
・116-112・117-111)で挑戦者・奈須を退けた。
奈須、無念
悲願のタイトル初挑戦も、王者フェンテスの牙城を崩すことは叶わず、無念の涙を呑んだ挑戦者・奈須が控え室で会見を開いた。「6年前より巧くなっていた。ステップイン・ステップアウトと本当に良かったのでビックリした。後半にボディが効いていたのが分かったので、そこから崩していければ良かったが…」と試合を振り返った。
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4回の採点を聞き、中盤戦の展開をどう考えていたかと尋ねられ奈須は「このままではズルズルとラウンドが進んでしまうので、自分から攻めていこうと思ったが…。ジャブを突いてボディを狙いたかったが、本当に巧くなっていて攻め込めなかった。前よりパンチが硬くなっていた」と王者の実力を認め、敗戦を受け入れた。
今後に関して奈須は「まだ何も考えられない…」と明言は避けたが、決してフェンテスという壁は越えられない高さではない。再びタイトルを目指し奈須勇樹がリングに帰ってくる日に期待したい。
今後に関して奈須は「まだ何も考えられない…」と明言は避けたが、決してフェンテスという壁は越えられない高さではない。再びタイトルを目指し奈須勇樹がリングに帰ってくる日に期待したい。
日本人キラーがV6
東洋太平洋フライ級タイトル6度目の防衛を成し遂げ、磐石の強さを見せつけた王者フェンテスは「ナスはとても良かった。6年前より強くなっていたので驚いたよ。動きも素晴らしく、右クロスがとても強かった。KOを狙ったができなかった」と挑戦者を評価した。
フェンテスの今後についてアラジムのマイケル・アルデゲーロ氏は「フィリピンに帰ってからだが、世界タイトルの挑戦を待ちたい。我々はWBC世界フライ級チャンピオンのトシユキ・イガラシに挑戦させたい!!」と自信の笑顔を見せると、フェンテスも「僕の準備は既にできている。早くイガラシに挑戦するチャンスが欲しい」と熱烈ラブコールとなった。
フェンテスの今後についてアラジムのマイケル・アルデゲーロ氏は「フィリピンに帰ってからだが、世界タイトルの挑戦を待ちたい。我々はWBC世界フライ級チャンピオンのトシユキ・イガラシに挑戦させたい!!」と自信の笑顔を見せると、フェンテスも「僕の準備は既にできている。早くイガラシに挑戦するチャンスが欲しい」と熱烈ラブコールとなった。
フェンテスを止めるのは…
"日本人キラー"の名を欲しいままにしているロッキー・フェンテスだが、日本人ボクサーの誰が「STOP THE FUENTES」を果たすのか。フェンテスが対戦を希望するWBC世界フライ級王者・五十嵐俊幸(帝拳)なのか、それとも新たな挑戦者が名乗りを上げるのか…。