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試合を8日後に控え、減量と練習で疲労もピークに達した長谷川穂積は14日、マネージャーで元プロボクサーの中辻氏を相手に、試合前トレーニングの総仕上げとなる最終のスパーリングを3ラウンド行った。
最後のスパーリング
試合が一週間後に迫るこの時期の長谷川は、自身を極限まで追い込む。集中したトレーニングによる疲労の蓄積に加え、本格的な減量も始まった。精悍さに磨きがかかり、正に戦闘モード!スパー最終日、鬼気迫る練習はトレーニング開始当初に比べ、運動量こそ少なくなっているが、その内容は一段と濃く、また一切の妥協も許さないものとなった。
気迫のミット打ち
3ラウンドのシャドーは、自分の動きを客観的に見極めながら確かめるように動く。そして、いよいよ試合前のラスト・スパーリング―。中辻マネージャーを相手に、この1ヶ月のトレーニングの成果を余すところなく発揮し、当初の予定通り3ラウンドやりきった。終了と同時にジムメート、トレーニング陣、そして山下会長から大きな拍手が沸き起こった!
一点集中
スタッフや選手みんなが真正ジムファミリーとなる瞬間。共に戦う仲間との《絆》を感じる瞬間である。ボクシングが個のスポーツであり、チームスポーツであることを改めて思い起こされる。
試合は12月22日
この日長谷川は、スパーリングを終えた後、2ラウンドのサンドバック打ちで自ら掛け声をだし最後まで集中力を切らさなかった。そして最後は、サウナスーツを着て筋力トレーニングを済ませ、サウナルームでロープ(縄跳び)、更に腹筋強化と練習メニューをこなし、充実感漂うたくましい表情でジムを後にした。