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17日、昨夜の傷もいえぬまま、一夜明け会見に臨んだWBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(ワタナベ)は、右目上の傷に関して、幅6センチ・深さ8ミリと予想以上に大きな痛手を受けていたことを明かした。また、内側と外側を既に縫ったとのことで、完治までには約5ヵ月ほど掛かるという。
共同会見
内山は開口一番「全く疲れも無く、ファンの皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいです。」と頭を下げた。「昨日の試合ではアドレナリンが出てないし、普段なら試合の後は、何を食べようとか、何しようと考えて興奮して眠れないが昨日はゆっくり眠れた。」と不完全燃焼を訴え、試合のビデオを観た感想を「初回は若干動きが硬く、相手は柔らかく下から入ってきた。」と振り返り「ようやく距離感がつかめて、これからといったところだった。」と悔しさを蘇らせた。
内山vsファレナス
今後に関して「右の拳もまったく問題ないので、10日ほどで傷口の抜糸を済ませたら直ぐに走り込みから始める。」と真新しい気持ちでの再スタートを約束した。ファンの関心も高まってきたWBC世界同級王者の粟生隆寛(帝拳)との統一戦に話が及ぶと「今回と三浦戦でサウスポーが苦手と分かった。」と苦笑いを浮かべ「統一戦はやりたいが、昨日の内容では盛り上がらない。(ファンに)観たいな!と思われるように頑張る。」と気を引き締めた。
渡辺会長
次戦の相手に関して渡辺会長は「指名試合でブライアン・バスケスとやってその後ビッグマッチをやりたい。」と話すとファレナスとの再戦に関しては「打った後に頭を持ってくるのは想定外。クリーンなファイトをしない選手なので腹を立てている。再戦する必要は無い。」と断言した。それでも、内山の地元春日部で凱旋試合ができたことに関して、地元商工会や後援会の協力で開催できたことを明かし、感謝の意を述べた。
会見後の囲み取材で内山は「バシッとした試合がしたい。」と次戦への意気込みを語った。
会見後の囲み取材で内山は「バシッとした試合がしたい。」と次戦への意気込みを語った。