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7月16日、WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(ワタナベ)が、マイケル・ファレナス(比)を挑戦者に迎え、地元春日部で凱旋世界防衛戦を行った。
右まぶたをカット
KOダイナマイト・内山高志の凱旋試合とあって、会場となった埼玉ウィングハット春日部に集まった5800人の地元ファンには、3ラウンド負傷ドローによる防衛成功という結果は消化不良といわざるをえない。それでも、リング上で悔しがる内山へ贈られた地元ファンからの惜しみのない拍手が、内山の心を癒したのではないだろうか。
※参考資料
■1Rのジャッジの採点
内山-ファレナス
10-9/10-9/9-10
■2Rのジャッジの採点
10-9/10-9/10-9
※参考資料
■1Rのジャッジの採点
内山-ファレナス
10-9/10-9/9-10
■2Rのジャッジの採点
10-9/10-9/10-9
負傷ドロー
試合後に控室で会見を開いた内山は地元での防衛戦開催について「気負わないつもりでいたが、どこかで少しあったのかも。この内容では僕としては失敗です。負けてはいないが…」と負傷ドローを誰よりも悔しがった。
試合に関して内山は「何のために練習してきたのかわからない。(ファレナスは)スピードがあってやりにくさもあったが、タイミングがつかめてきていたのに…」と話すと傷に関して「低く下から頭が入ってしまった。切れた時も前回より(傷が)深いかなと感じた。」と振り返り「せっかく満員になったのにファンの皆さんに『すみません』としか言えない。」と反省しきり。
試合に関して内山は「何のために練習してきたのかわからない。(ファレナスは)スピードがあってやりにくさもあったが、タイミングがつかめてきていたのに…」と話すと傷に関して「低く下から頭が入ってしまった。切れた時も前回より(傷が)深いかなと感じた。」と振り返り「せっかく満員になったのにファンの皆さんに『すみません』としか言えない。」と反省しきり。
左:渡辺会長・右:内山
今後に関して渡辺会長は「傷を治すのが先決ですが、暫定王者との試合になると思う。拳に問題はないので(カットした)傷次第ですね。」と次戦は暫定王者を指名挑戦者に迎えての試合になることを示唆した。
WBC世界同級王者・粟生隆寛(帝拳)との王座統一戦に関しても「お互いやりたい気持ちもあるが…ここでしっかり勝って粟生との統一戦とも考えていたが、これでは…」と頭を下げた。
WBC世界同級王者・粟生隆寛(帝拳)との王座統一戦に関しても「お互いやりたい気持ちもあるが…ここでしっかり勝って粟生との統一戦とも考えていたが、これでは…」と頭を下げた。
内山に笑顔はなし
また、ファレナスが再戦を望んでいると聞くと「タイミングが合えばやります。」と話すと内山は「試合をした感覚がない。すぐに練習を再開して次の試合に向けて動き出します。この試合は僕の中で防衛したとは思っていません。」と偶然のバッティングによる負傷ドローという結果に後味の悪さは残ったが、次戦に期待するほかない。
ファレナス
ファレナス陣営も試合後に記者会見を開き「チャンピオンはボクシングが巧いと思わなかった。もう一度やれば勝つ自信がある。再戦しないのであれば自信がないからだろう。」とこちらもフラストレーションの溜まる結果に不満を口にし、もう一度白黒決着をつけたいと再戦をアピールした。