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7月16日、オリンピアンボクサー五十嵐俊幸(帝拳)が世界王座初挑戦のリングに上がった。WBC世界フライ級王者・ソニー・ボーイ・ハロ(比)が巻く緑のベルトを手中に収めることはできたのか?
世紀の2ショット
アテネオリンピック出場経験もある五十嵐は、王者ハロのパワーボクシングをボクシングセンスとスピードではぐらかすと、王者に決定打を許すことなくラウンドを重ね、見事2-1の判定勝ちで、世界初挑戦での王座奪取に成功した。
葛西トレーナーと
試合後会見に姿を現した世界新チャンピオン五十嵐俊幸は「スタミナ、パンチ力、あんなパンチ力は初めて」と王者ハロのタフネスぶりを称えると「オールマイティに戦おうと思った。」と元オリンピック選手らしく、トータルボクシングに徹したことを明かした。
会見に同席した葛西トレーナーは「11、12ラウンドが勝負だった。12ラウンドは相手のスタミナは終わっていた。」と試合を振り返ると「12ラウンドは必死だったんで何も覚えていない。力を出し切ろうとがむしゃらだった。」と新チャンピオンが笑顔を見せた。
会見に同席した葛西トレーナーは「11、12ラウンドが勝負だった。12ラウンドは相手のスタミナは終わっていた。」と試合を振り返ると「12ラウンドは必死だったんで何も覚えていない。力を出し切ろうとがむしゃらだった。」と新チャンピオンが笑顔を見せた。
新チャンピオン
今までで一番効いたと振り返るハロのパンチにも「(帝拳ジム本田)会長の『根性だ!』という言葉を頭の中で思い返して頑張った」と話す新王者は「パンチは見えていた。ジャブで突いて丁寧にいこうと思った。(ハロ)のパンチは最後まで衰えなかったが、その場その場で、対応できたと思う。リングは熱かった。最後は精神力で勝った。」とホッとした表情を浮かべた。
ブロックした時にヒモで切れたという傷に関して「結構きつかった。」と世界挑戦の過酷さを口にするも、判定結果を待つ間は「ぎりぎり勝てると思った。」と死闘の成果を振り返った。
ブロックした時にヒモで切れたという傷に関して「結構きつかった。」と世界挑戦の過酷さを口にするも、判定結果を待つ間は「ぎりぎり勝てると思った。」と死闘の成果を振り返った。
笑顔の五十嵐
これまで支えてもらったご両親に対して「ありがとうございました。」と最高の報告をするとともに「今後は、防衛回数を重ねて胸を張って世界チャンピオンといわれるようになりたい。」と抱負を語った。
ソニー・ボーイ・ハロ
初防衛に失敗したソニー・ボーイ・ハロは「減量苦もなく100%のコンディションで試合に臨むことが出来た。判定結果には不満が残るがジャッジが決めること。僅差の試合だったと思う。始めの4ラウンドと最後の11、12ラウンドは自分がとったと思った。」と死闘を振り返り「五十嵐はパンチ力があったがKOされる程ではなかった。毎ラウンド、最初の2分は五十嵐を走らせて疲れさせてから残りの1分は強く出る作戦だった。倒すチャンスも何度かあったが、五十嵐は動きが速く、上から覆いかぶされてしまい逃げられてしまった。」と五十嵐と対戦した感想を語ると「チャンスがあればまたやりたい。」と悔しさをにじませた。