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今月27日、後楽園ホールでWBC世界スーパーフライ級王者スリヤン・ソールビンサイ(タイ)に挑戦するWBC同級4位・佐藤洋太の公開練習が、21日に所属する都内・協栄ジムで行われた。
コンディションは過去最高と話す佐藤は、練習前に開かれた会見で「チャンピオンは3拍子揃った良い選手だが勝算はある!わざわざ日本に来てもらって悪いがベルトはもらう。普通にやって勝ちます!」と、国内9人目の世界王者を目指し王座奪取を誓った。
コンディションは過去最高と話す佐藤は、練習前に開かれた会見で「チャンピオンは3拍子揃った良い選手だが勝算はある!わざわざ日本に来てもらって悪いがベルトはもらう。普通にやって勝ちます!」と、国内9人目の世界王者を目指し王座奪取を誓った。
佐藤と金平会長
ここまで過去断トツの300Rのスパーリングをこなしてきた佐藤は、「初の12Rだがスパーで慣れることができた。やり切った感がある。悔いのない仕上がりです」と、世界仕様の練習成果に自信の表情。同席した金平会長も「作戦はないが、いつものボクシングが出来れば勝てる!テクニカルで面白い試合になるでしょう」と話し、この日生中継されたニコニコ動画の視聴者へのアピールにも余念がなかった。
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その300Rのスパーでは、同郷で岩手県出身の世界王者・八重樫東(大橋)にも相手を務めてもらい、先輩・八重樫に「リングの中で動揺するな!」と叱られたそうだが、佐藤は「言ってもらえて嬉しかった。一番心に響いた」と感謝していた。
佐藤の公開スパー
会見後に行われた3Rのスパーリングでは、パートナーに日本最年少(井岡弘樹の持つ18歳9ヶ月)での世界王者を目指し、現在タイで3戦全勝(3KO)中の前川龍斗(16歳)が起用された。
日本デビューも近い前川
臆せずアグレッシブに攻め込む前川に対し、佐藤はきっちりと距離を保ち、ジャブや左フック、右ストレートを合わせるなど万全な仕上がり。スパー後、前川は「(佐藤さんは)減量で苦しい中でも良い動きでした。普通にやればきっと勝てるはずです」と感想を語った。
世界奪取を誓う
佐藤は、今もガソリンスタンドのアルバイトで家族を養っているらしく「チャンピオンになっても辞めません。ウチは物欲がないんです」と冗談交じりに話したが、人生を変える大一番を前に、その目には鋭さが増していた。