井上尚弥の幼馴染み山口聖矢が新人王初戦!

　2戦目のリングに上がる山口は、ライト級リミットを300g下回る60.9kgでクリアした。「結構、減量はキツかった」と2ヶ月前から落とし始めて12kgの減量に成功した。

　昨年8月にデビューして以来、11か月ぶりの試合だが、その間、ジャブとワンツーを徹底的に磨いてきた。井上からも「ジャブとワンツーを極めたら上に行ける」と背中を押してもらったようで、「ワンツーが当たれば倒せる」と自信を示した。

ジャブとワンツーを磨いてきた

　5月6日(月・祝)に東京ドームで開催された井上尚弥の世界戦では、世界チャンピオンベルトを持ち入場するという大役を任された。「興奮したし、刺激を受けた」。山口は「全日本新人王は、ボクシングを始めた時からの一つの目標」と、17名がエントリーしている東日本新人王トーナメントを勝ち上がるつもりだ。

　山口と拳を交える鈴木は、200gアンダーの61.0kgでパスした。鈴木は「モンスター井上尚弥選手の幼なじみと話題集中の山口選手に勝って、僕への関心度を高めたい」と意気込んだ。

　中垣龍汰朗(24=大橋)はスーパーフライ級8回戦で、ラードチャイ・チャイヤウェード(28=タイ)と拳を交える。中垣は、スーパーフライ級リミットを100g下回る52.0kg、ラードチャイは、1kgアンダーの51.2kgでパスした。

　プロ入り後、思うような結果が出ていない中垣だが、25戦して1度しかKO負けのない曲者ラードチャイを撃破して、復活を印象付けたい。