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IBF(国際ボクシング連盟)ライト級王座決定戦の前日計量が11日、オーストラリア・パースで行われ、元世界3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(36=ウクライナ)と、元世界ライト級3団体統一王者ジョージ・カンボソスJr.(30=オーストラリア)の両者が計量に臨んだ。
アンダーカードにも注目。WBC (世界ボクシング評議会)スーパーフライ級暫定王座決定戦で、元WBO世界スーパーフライ級王者アンドリュー・マロニー(33=オーストラリア)と元WBC世界ライトフライ級王者ペドロ・ゲバラ(34=メキシコ)が拳を交える。
※ロマチェンコvsカンボソス戦をWOWOWのエキサイトマッチSPでは、日本時間5月12日(日)の午前11時より先行ライブ配信される。
ライト級リミット61.2kgを100gアンダーの61.1kgでクリアしたロマチェンコに対して、カンボソスは400gアンダーの60.8kgで秤を降りた。
ロマチェンコにとっては、昨年5月に当時ライト級4冠王者だったデビン・ヘイニー(25=米)に判定で敗れて以来の再起戦となる。
カンボソスもまた、2022年6月と10月にヘイニー戦で連敗。昨年7月、米国でマキシ・ヒューズ(34=英)に判定勝利して、一足先にカムバックを果たした。
カンボソスのホーム、オーストラリア初登場のロマチェンコが、世界王座返り咲きを目指す。
スーパーフライ級リミット52.1kgでクリアしたゲバラに対して、マロニーは200g少ない51.9kgをマークした。
昨年5月、中谷潤人(26=M•T)に世界王座を明け渡したマロニーだが、12月にはジュディー・フローレス(25=フィリピン)に判定勝利を収めて復活。今回の自国開催で、暫定王座決定戦のチャンスを得た。
一方ゲバラは、昨年11月、カルロス・クアドラス(35=メキシコ)に同王座決定戦で敗れた後、メキシコで再起戦に勝利して、再び世界戦戦に浮上、2階級制覇を目指す。