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スーパーミドル級4団体統一王者のサウル”カネロ”アルバレス(33=メキシコ)が、メキシコの記念日、シンコデマヨの主役として、4日(日本時間5日)、米国・ラスベガスのT-モバイル・アリーナに登場。メキシカン対決となる、元WBO世界スーパーウェルター級王者で挑戦者のハイメ・ムンギア(27=メキシコ)を相手に4冠防衛戦を決行した。
WBC世界フェザー級暫定王者ブランドン・フィゲロア(27=米)vs元WBO世界スーパーバンタム級王者ジェシー・マグダレノ(32=米)戦は、マグダレノの体重超過により、自身が勝利してもタイトル獲得にはならない変則世界戦。
サウスポーのマグダレノに対し、長身のフィゲロアはスイッチを繰り返してプレッシャーをかける序盤戦。4回には、マグダレノがローブローで一時試合は中断した。フィゲロアがロープに詰めてパンチをまとめれば、マグダレノはカウンターを狙う。8回にボディを決めたフィゲロアが攻勢に出ると、迎えた10回、ゴングと同時に放った左ボディでマグダレノがダウン。立ち上がることができずにカウントアウト、フィゲロアが9回2分59秒KO勝利で、暫定王座の初防衛に成功した。
PPV第1試合目となるWBA世界ウェルター級正規王者エイマンタス・エスタニオニス(29=リトアニア)vs元WBA世界同級暫定王者ガブリエル・マエストレ(37=ベネズエラ)戦。
序盤からグイグイと前に出てに右ストレート、ボディを打ち込むエスタニオス。マエストラは、それを柔らかい上体でいなしていった。エスタニオスはジャブも常に決めてプレスを仕掛けると、マエストラは徐々に体力を削られ、後退していった。その後の終盤戦も同じ流れで進みゴング。判定は3-0(117-111、118-110、119-109)で、エスタニオスが世紀王座の初防衛に成功した。