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[海外試合結果]2024.5.5

スーパーミドル級4冠王座統一戦カネロvsムンギア

 スーパーミドル級4団体統一王者のサウル”カネロ”アルバレス(33=メキシコ)が、メキシコの記念日、シンコデマヨの主役として、4日(日本時間5日)、米国・ラスベガスのT-モバイル・アリーナに登場。メキシカン対決となる、元WBO世界スーパーウェルター級王者で挑戦者のハイメ・ムンギア(27=メキシコ)を相手に4冠防衛戦を決行した。

アルバレスvsムンギア
 大歓声の中で始まったメインは、初回から挑戦者のムンギアが積極的に攻撃を仕掛けた。カネロはしっかりとガードを固め、左右の鋭いフックを捩じ込むスタート。ムンギアのハイテンポな攻めに対し、カネロはコンビネーションから右アッパーでダウンを奪った。ダメージが残るムンギアだったが、さらに前に出て反撃、カネロはしっかりと防いで、打ち終わりにパンチを返した。試合は終盤戦に突入、圧力は落ちるも変わらず連打を撃ち続けるタフなムンギアに対して、カネロは左フックを上下に打ち分け、最後まで冷静に試合のペースを掌握。判定となるも3-0(117-110、116-111、115-112)で、カネロが4団体王座の防衛に成功した。
バリオスがダウンを奪い、判定で暫定王座初防衛
 WBC世界ウェルター級暫定王者マリオ・バリオス(28=米)vsファビアン・マイダナ(31=アルゼンチン)戦。バリオスがプレッシャーをかける立ち上がり。すると、3回にはバリオスが右ストレートを決めて、先制のダウンを奪った。その後は、バリオスがプレッシャーをかけ、マイダナが左右のカウンターで対抗する展開で終盤まで続いた。バリオスが両目を腫らす状態も、常に攻勢に出続け試合は終了。判定は、3者ともに116-111でバリオスが勝利。暫定王座の初防衛に成功した。
フィゲロアがボディ1発でTKOの暫定王座初防衛

 WBC世界フェザー級暫定王者ブランドン・フィゲロア(27=米)vs元WBO世界スーパーバンタム級王者ジェシー・マグダレノ(32=米)戦は、マグダレノの体重超過により、自身が勝利してもタイトル獲得にはならない変則世界戦。

 サウスポーのマグダレノに対し、長身のフィゲロアはスイッチを繰り返してプレッシャーをかける序盤戦。4回には、マグダレノがローブローで一時試合は中断した。フィゲロアがロープに詰めてパンチをまとめれば、マグダレノはカウンターを狙う。8回にボディを決めたフィゲロアが攻勢に出ると、迎えた10回、ゴングと同時に放った左ボディでマグダレノがダウン。立ち上がることができずにカウントアウト、フィゲロアが9回2分59秒KO勝利で、暫定王座の初防衛に成功した。

エスタニオスが判定で正規王座V1

 PPV第1試合目となるWBA世界ウェルター級正規王者エイマンタス・エスタニオニス(29=リトアニア)vs元WBA世界同級暫定王者ガブリエル・マエストレ(37=ベネズエラ)戦。
 
 序盤からグイグイと前に出てに右ストレート、ボディを打ち込むエスタニオス。マエストラは、それを柔らかい上体でいなしていった。エスタニオスはジャブも常に決めてプレスを仕掛けると、マエストラは徐々に体力を削られ、後退していった。その後の終盤戦も同じ流れで進みゴング。判定は3-0(117-111、118-110、119-109)で、エスタニオスが世紀王座の初防衛に成功した。


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